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馬力の単位表記、PSとHPがイコールでないこと知ってました?

馬力の単位表記、PSとHPがイコールでないこと知ってました?

2016年1月30日 [未分類]

ボートでもよく使用される出力単位の“馬力”を知らない人はいませんよね。

そして馬力の単位表記としてよく見かけるPSとHPですが、私はこのふたつがイコールだと思っていました。

26年以上もエンジンに関わる仕事をしてきたので恥ずかしいです。

実は、PSはフランス馬力(仏馬力)、HPはイギリス馬力(英馬力)で両者には違いがあるようです。

HPは英語のHorse Power。馬の力ですね。

PSは独語のPferde Starke。やはり馬の力という意味です。

(仏馬力なのに独語って?次に書いてあるメートル法がフランス由来であることから仏馬力になったそうです。)

仏馬力はメートル法、英馬力はヤード・ポンド法に基づくため、両者には微妙な違いがあるようです。

1PS(仏馬力)=0.986HP(英馬力)

同じ数値ならHP単位の方がPS単位よりも力があるということになりますね。100PS<100HP

HPは英、米で、日本を含むその他の国ではPSがよく使用されているようです。

でもPSもHPもほぼ同じなので、意識して馬力を使い分けている人はほとんどいないです。

言い訳をするようですが、要するにボートセンサーではPSを採用していますが、厳密にHPと区別しておりません(汗)。

ちなみに国際規格では出力の単位はKW(キロワット)で統一する動きがあるようですが、エンジンの大きさを表す上でKWはあまり馴染みがありません。分かりにくいということで車、バイク、ボートなど各メーカーも統一に消極的です。

業界も単位も違いますが、日本の大工さんもいまだに寸とか間とか尺貫法を使っていますよね。

単位は難しいです。

文:ボーターズ編集長KB

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