
中古艇購入時の手続きに必要な書類はどんなものがあるの?
2015年6月27日 [出品のヒント]販売店から中古艇を購入する場合、登録に必要な書類はすべて販売店が用意または指示してくれますので心配いりません。
しかし、個人から購入する場合、購入者が自身でしっかりと把握していないとトラブルになることもありますので、購入決定前にしっかりと詳細を確認しておきましょう。
では、中古艇を購入した時に必要な手続きと書類について説明します。
中古艇を購入した時に必要な手続きは、
①船舶登録制度における『変更・移転登録(所有者名義変更)』
②船舶検査制度における『検査証書の所有者書き換え』
上記のふたつです。もし検査を受ける必要があれば、
③定期検査または中間検査
の手続きも必要になります。
そして、上記①~③の手続きを行うためには、次の書類が必要になります。
1.変更・移転登録申請書(ご自身の実印の押印が必要) ⇒ 用紙ダウンロード
2.ご自身の印鑑証明書(申請日から3か月以内の発行)
3.譲渡証明書(前の所有者の実印の押印が必要) ⇒ 用紙ダウンロード
4.前の所有者の印鑑証明書(譲渡日から3か月以内の発行)
5.▲前の所有者の住民票(譲渡証明書の住所と印鑑証明書の住所が異なる場合のみ)
6.船舶検査申請書 ⇒ 用紙ダウンロード
7.▲書換申請書(中間検査の場合のみ) ⇒ 用紙ダウンロード
8.手数料払込証明書(金融機関で手数料を振り込んだ際の証明書です。)
9.船舶検査証書
10.船舶検査手帳
3、4、5、9、10は、前の所有者から譲り受ける書類になります。もらい忘れても前の所有者に依頼すれば用意してくれると思います。しかし、後からの対応がルーズになる方もいます。これらの書類がないと手続きが大変煩雑になりますので特に注意しましょう。
最後に「書類のトラブルあるある」を3つご紹介します。
-譲渡証明書の住所と印鑑証明書の住所が違っているのに住民票をもらうのを忘れていた。
-譲渡証明書に押印されている印鑑と印鑑証明の印鑑が違っていた。印影をしっかり確認しましょう。
-譲渡証明書の印鑑が不鮮明。微妙な時は念のため捨印を押しましょう。
詳細は、JCI(日本小型船舶検査機構)のホームページでご確認ください。