船のスピードはなんでノット?
2015年10月10日 [未分類]世界標準で距離の単位と言えば「メートル」ですよね。スピードなら時速○○キロメートルです。
いまだにマイルを使う国もあるので、スピード計がマイル表示になっているボートもあります。
おまけに船には「ノット」というスピードの単位があります。もうわけが分からなくなってきます。
ところで船のスピードで使用される「ノット」の由来を知っていますか。
スピードの単位「ノット」はロープの結び目を意味するノット(KNOT)からきているそうです。
16世紀の中ごろ、日本では種子島に鉄砲が持ち込まれた時代になりますが、西洋では船の速力を計るのにハンドログという道具を使用していました。
ハンドログはロープに一定間隔で結び目(ノット)をつけたもので、このハンドログを流しながら船を一定時間走らせ、どれくらいハンドログ(何ノット)が繰り出されたかで船速を計ったようです。
ちなみにノットは1時間に1海里(1852m)進む速さですが、当時の結び目の間隔が1852mだったわけではなさそうです。
1852mというのは地球の経度1分に相当する長さです。
単位には歴史と文化があるんですね。