トーイングチューブを安全に楽しむために
2015年9月26日 [未分類]『中古艇のBLOG』というテーマとは少し離れますがご容赦ください。
いまではボート遊びに欠かせないアイテムになっているのがバナナボートなどのトーイングチューブです。
実際に海辺でジェットスキーが引っ張るシーンを目にする機会は少なくありません。
TV番組でも頻繁に取り上げられていますね。お笑い芸人の方が豪快にぶっ飛んでいます。
水上だから転んでも大丈夫と思いがちですが、ちょっとした油断、不注意で大きな事故につながります。
実際に、激しく転倒してけがをする事故が多発しているようです。
ということで、どんなことに注意をしたらいいのか考えてみました。
①ヘルメットをかぶる
トーイングチューブで多いのは、転倒時に同乗者同士が頭をぶつけて怪我をしたり脳震盪を起こしたりする事故です。頭を守るのはとても大事です。白いヘルメットをお勧めします。それは転倒して水面に漂っている時に目立つからです。ちなみにライフジャケットは『絶対』ですからね。
②見張りをつける
特にジェットスキーの場合は運転手がひとりということが多いと思います。後ろの様子を見ながら周囲の安全を確保するのは意外と難しいものです。うっかりしていると転倒して数百メートルも進んでしまうことがあります。落水者を発見するのもひと苦労。かといって、後ろを振り向いたり、バックミラーに気を取られて周囲の注意を怠ったら大変な事故につながります。見張り役は大事なんですよ。
③スピードを出し過ぎない
当たり前のことですが意外に守られません。ドライバーの心理として、チューブの乗船者に喜んで欲しいのは言うまでもありません。安全第一に運転すれば、もっとスピードを上げてくれとせがまれます。チューブ乗船者はテレビで見た派手なシーンを想像してワクワクしています。事故が起こるまでは。起こった時には時すでに遅し。楽しいひと時は一瞬にして最悪の空気に変わります。転ばせたい人はそれなりの商品選びをしなくてはなりません。転びやすいチューブはあります。しかし、比較的安定の良い大型ドーナツや双胴のバナナボートなどを転倒させようと思うとかなりのスピードが必要です。転ぶときは事故の確率がグーンとアップします。
④落水者を拾う時は必ずエンジンを止める
水面からトーイングチューブに直接登るのは結構できません。したがっていったんボートに上げてからチューブに移動させます。つまり頻繁に落水者にボートが接近します。船外機やドライブ船の場合は、プロペラがあるので多くの人がエンジンを止めると思いますが、水上バイクでは慣れや油断から横着をしてしまいがちです。平常時なら事故は起こりません。注意しなくてはならないのはハプニングです。ちょっとした拍子に操作を誤り、急発進しようものならジェットは一瞬にして人命を奪うほどの凶器に変わります。落水者に近づくときはエンジンを停止する。何度でもエンジンを止めることが大事です。
自分の子供や子供の友だちを連れて遊ぶことが多い私は、子供故に細心の注意を払って運転するようにしています。